応用情報処理技術者試験を受けてきました

本日、IPA主催の情報処理技術者試験のAP区分(応用情報処理技術者試験)を受験してきました。同じく受験された方はお疲れ様でした。

私は学生時代に基本情報技術者試験(平成29年秋期)に合格していますが、それから実に合格から7年来の受験となります。

現在、私はフリーランスでWEBエンジニアとして務めています。 フリーランスになりたての頃はWEB制作の案件が中心でしたが、最近はバックエンドの保守や開発案件にも携わる機会も増えています。そこでは深い技術的理解が求められますが、自分にはこれまでの経験ではカバーしきれない部分がありました。

特に、私が保守で参画している案件ではPHPなどのプログラミング知識だけでなく、クラウドを活用したアーキテクチャやネットワーク、セキュリティ、データベースの知識など様々な基礎とその応用力が求められることもあり、チームメンバーに助けてもらってばかりでした(今もか・・・)。

このような状況で実務経験のギャップを感じたため、スキルの向上と知識の習得のために応用情報処理技術者試験に挑戦することを決めました。もちろん、応用情報技術者試験を受けたからといってすぐに実務レベルのスキルが身に付く訳ではないと思いますが、試験勉強の経験は決して無駄にはならないと考えています。

試験の準備を通じて、基礎知識とその応用力を身につけ、実務でも役立てることができればいいなと思います。

勉強方法とスケジュール

勉強を開始したのは2月11日で、目標としていたのは合計200時間の学習時間です。しかし、実際には131時間半しか勉強する時間を確保できませんでした。これは1日平均約1.9時間の勉強時間となります。(本当は3時間くらい勉強しようと思っていましたが、現実はこんなもの・・・)

最初の二週間ほどでキタミ式を一周しました。その後は過去問道場で午前演習(この時は知識の補完に合格教本を利用)、3月後半〜4月は過去問道場と重点対策の本で午後問題を中心に演習しました。終盤も午前問題は定期的に解いて復習していました。

私は勉強時間の管理のために「集中」というタスクタイマーアプリを使用しました。このアプリはポモドーロテクニックを推奨しており、作業時間と休憩時間を短いスパンで繰り返すことで集中力を維持してくれます。このアプリは無料でありながら広告がなく、非常にシンプルで使いやすいため、集中力を維持するのに大いに役立ちました。神アプリです。

実際、特に休日に長時間勉強する時でも、短い休憩を挟むことで疲労を感じにくくなり、効果的に学習を進められました。

使用教材とその評価

私が使用した主な教材は以下の通りです。これをやれば受かるというわけではないので悪しからず(私自身まだ合格しているかもわかりませんし^^;
リンクは付けていませんが、どれも定番の教材なので調べればヒットすると思います。

過去問道場:有名な話ですが、応用情報の午前問題は一部過去問の使い回しがされるため、この教材は午前問題対策には不可欠です。

キタミ式:個人的にはポップな表現部分が冗長に感じられ、あまり合いませんでした。とはいえ、キャラクターとイラストが楽しいのでさらっと出題範囲を掴む分には十分良書です。

午後の重点対策:午後問題に対する理解を深めるために非常に有効でした。各分野で頻出な重要ポイントが明確にまとめられており、得点力アップにつながりました。

私が選んだ午後の選択問題と所感

応用情報技術者試験の午後試験では、複数の分野から選択問題が出題されます。ここでは、私が選んだ分野とそれに対する所感を述べます(なぜ選んだか、どんな勉強したか、実際本番はどうだったか)

セキュリティ(必須):セキュリティは試験で必須の分野であり、実際その重要性は社会でも高まっていると見受けられます。私は過去問道場を利用してセキュリティ関連の問題をすべて解くことで基礎知識を固めました。この方法で、午後の試験でも安定して高得点を獲得することができました。特に、用語の意味や役割を問われることが多いので、午前の知識が直接役立ちます。個人的には解いていて最も楽しい分野でもありました。本番でも落ち着いて取り組むことができたと思います。

システムアーキテクチャ:近年はクラウドやWEBアプリに関する出題も見受けられます。バックエンドを中心に、フロントエンドやAWSも業務で少し触っているので、周辺知識を深めるために選択しました。今回の試験ではWEB APIがテーマになっていました。もちろん、稼働率やM/M/1など定番の計算問題も対策しておいて良かったと思います。本番ではMIPSの計算問題が出題されていました。

データベース:この分野はE-R図やSQLの出題傾向が一定しており、努力が成果に直結しやすいと思います。実務でSQLを頻繁に扱う人にとっては特に有利な気がします。私は苦手意識を克服するために選びました。今回はSQLの出題が多めだった気がします。初めてデータベースの問題を解いた時よりは戦えましたが、得点率にやや不安があります。。。

組み込みシステム:ネットで調べたところ得点しやすいとされていたためこの分野を選択しました。本番でのテーマはコーヒーメーカーで、具体的なシナリオが想像しやすく、問題に取り組みやすかったです。最後に解いたので少し焦ってしまいましたが、なんとか解答欄は全部埋めました。

システム監査:文章読解系の分野の中でもテーマ設定が比較的理解しやすく、実際の業務で注意すべき点に関連する知識が含まれているため選択しました。監査の問題は解いていて楽しかったです。たまに全く解けない回があり不安もありましたが・・・。本番は割とオーソドックスな出題だったと思います(解けたとは言っていない)

以上です。2ヶ月以上頑張ってきたので、感慨深くて記事にしました。受かっているといいなぁ。もし今後受験される方がいたら、この体験談が少しでも役に立ちますように。(この記事の作成には、AIアシスタントのChatGPTを活用しました。ChatGPTでブログ書くの気になってたのでこれを機に試しましたが、やはり便利ですね!)

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